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体重が重い人向けマットレスの選び方|底つき感を防ぐ厚みと反発

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ベッドに横になった瞬間、腰のあたりがすっと落ちていく。仰向けのまま天井を見ていると、体が「く」の字に折れているのが自分でも分かる。寝返りを打とうとすれば、沈んだ体を持ち上げるのに、ひと呼吸ぶんの力が要る。

朝、シーツを外してみると、腰のあった場所だけへこみが戻っていない。体重がしっかりある人のマットレス選びには、こうした「重さゆえの事情」がついて回ります。

この記事では、体重が重めの人がマットレスを選ぶときの目安を、「厚み」と「反発(硬さ)」の2つの軸で整理します。

よく紹介される数値の目安に加えて、数値だけでは決まらない部分と、その解決の考え方まで正直に書きます。

目次

体重が重いと、マットレス選びの「合格ライン」が上がる理由

同じマットレスでも、寝る人の体重によって働き方はまるで変わります。体重がしっかりある人ほど、マットレスに求められる条件は厳しくなる。理由は大きく3つです。

①沈み込み量

1つ目は、沈み込みの量がそのまま大きくなることです。

特に、体の中でもっとも重い腰まわりが深く沈むと、仰向けでも体が「く」の字に折れたような姿勢になります。

柔らかいソファで長く昼寝をしたあと、起き上がったときに腰まわりが妙に強張っていた経験はないでしょうか。体に対して支えが足りない寝面では、あれに近いことが一晩じゅう起きています。

②寝返り

2つ目は、寝返りです。

人はひと晩に何度も寝返りを打ちますが、深く沈んだ体を持ち上げて向きを変えるには、そのぶん力が要ります。沈み込みの大きい寝面は、体重が重い人にとって「動きにくい寝面」でもあるのです。

③へたりの早さ

3つ目は、へたりの早さです。

同じ素材なら、かかる荷重が大きいほどへこみは早く進みます。買ったときはちょうどよかった一枚が、いちばん荷重のかかる腰の位置から先にへたっていく。

5年使ったマットレスの真ん中がへこんだまま戻らないのは、素材が荷重に負け続けた結果です。

だから、口コミの「ちょうどいい硬さでした」は、そのまま自分に当てはまるとは限りません。60kgの人の「ちょうどいい」と、90kgの人の「ちょうどいい」は別物です。

星の数より、書いた人の体格が自分に近いかどうか。体重がしっかりある人ほど、この視点が選び方の出発点になります。

底つき感を防ぐ厚みの目安

底つき感とは、マットレスが体の重みで押しつぶされて、腰やお尻の下に床やベッドの硬さを感じてしまう状態のことです。薄い一枚で寝ていて、腰骨のあたりだけ妙に硬い感触がある。

何度も寝返りを打って楽な位置を探してしまう。それが底つきのサインです。

一般に、ウレタンのマットレスを一枚で使うなら厚さ10cm以上が目安と言われます。体重80kg未満なら8cm程度でも底つきしにくいとされますが、80kgを超えるなら10cm以上、できればさらに余裕を見ておきたいところです。

体重が重いほど沈み込みは深くなるので、体と床のあいだに必要な「残りの厚み」も大きくなるからです。

もうひとつ、厚みには「へたりへの貯金」という意味もあります。マットレスは使ううちに少しずつへこんでいくものです。厚みに余裕のある一枚なら、多少へたっても底までの距離が残ります。

ぎりぎりの厚さで買うと、へたり始めた途端に底つきが顔を出す。体重が重い人はへたりの進みも早いぶん、この貯金の価値も大きくなります。

今の一枚が限界かどうかは、次の点で確かめられます。

  • シーツを外すと、腰のあたりが目に見えてへこんでいる
  • 仰向けに寝ると、お尻だけが落ちて「く」の字になる感覚がある
  • 腰骨やかかとの下に、床やベッドフレームの硬さを感じる
  • 寝返りのたびに目が覚めるほど、体の向きを変えるのに力が要る

2つ以上当てはまるなら、厚みと支えの見直しどきです。厚さ何cmで何ができるかの全体像は、マットレスの厚みは何cmがいいかを整理した記事で詳しく扱っています。

硬さはニュートン(N)が目安。ただし数値だけでは決まらない

ウレタンマットレスの硬さは「N(ニュートン)」という数値で表示されます。国の基準では、110N以上が「かため」、75〜110Nが「ふつう」、75N未満が「やわらかめ」とされています。体重別の目安としては、次のような数字がよく挙げられます。

体重硬さの目安ひとこと
〜50kg100N前後硬すぎると体がフィットしにくい
50〜80kg140〜150N前後標準的な体型の目安ゾーン
80〜100kg170〜180N前後硬めで沈み込みを抑える
100kg〜200N前後支えの強さを最優先に

体重が重いほど硬めに、が基本線です。ただ、ここに落とし穴があります。「重いなら、とにかく硬いものを」と数値だけで選ぶと、今度は肩やお尻の出っ張った部分が沈めず、そこに体重が集中して圧迫感につながりやすいのです。

感覚としては、硬い板の上で寝るのに近い状態です。体重が重い人に必要なのは「全体を支える硬さ」であって、「どこも沈まない硬さ」ではありません。

つまり、1枚のウレタンの硬さ(N値)だけでは、「腰は支えたい、でも肩は受け止めたい」という相反する要望に応えきれない。ここが、体重がしっかりある人のマットレス選びのいちばん難しいところです。

ニュートンの表で終わっている情報だけを頼りにすると、この壁にぶつかります。

あわせて見ておきたいのが耐久性です。ウレタンは密度(D)が高いほどへたりにくいとされます。

また、スプリング系ではポケットコイルは体重がしっかりある人だと荷重の集中する部分から劣化が進みやすい、という指摘もあります。体重が重い人ほど、硬さと同じくらい「へたりにくさ」を選ぶ基準に入れてください。

「上は柔らかく、下は硬い」層で支える選び方|雲のやすらぎプレミアム マットレスIIの場合

「支える硬さ」と「受け止める柔らかさ」を1枚で両立させる方法が、硬さの違う素材を重ねた多層構造です。その代表例として、当研究所が注目しているのが雲のやすらぎプレミアム マットレスII(新型)です。

マットレスIIは5層のウレタン構造で、最下層がもっとも硬く、上の層ほど柔らかくなるよう設計されています。体重がしっかりある人が寝ると、体はまず表面の低反発層に受け止められ、深く沈み込むほど下の硬い層が支えにいく。

沈む深さに応じて支えが強くなる構造なので、あらゆる体格に対応する設計とされています。「軽い人にはちょうどよく、重い人には物足りない」という1枚構造の弱点を、層の重ね方で解決しにいく考え方です。

腰まわりは、2種類の高反発と高弾性ウレタンを掛け合わせた3Dカット構造になっていて、頭・腰・脚でブロックの幅を変えることで、仰向けと横向きの両方に対応します。

表面の縫い目の幅も部位ごとに変えてあり、体圧を分散させる作りです。さらに、重ねた層を上から下まで貫く通気孔があり、厚みのあるマットレスで気になりがちな通気性にも配慮されています。

たとえば、体重90kg前後で、薄めの一枚を5年使ってきた人。腰の下のへこみは戻らなくなり、寝返りのたびに床の気配を感じている。

そんな人が「下から支える」構造の厚い一枚に替えると、腰は下層の硬さで受け止められ、肩は表面の柔らかさに沈む。同じ体重でも、重さの逃げ場がまるで違ってきます。

体の重さは変えられなくても、支え方の設計は選べるのです。

一方で、正直な注意点もあります。層を重ねた厚いマットレスは、そのぶん重い。立てかけて風を通すにも力が要りますし、頻繁に動かしたい人や、日中は畳んで収納したい人には向きません。

価格も、薄手の一枚と比べれば気軽な買い物ではありません。それでも、「沈んで、底に当たって、すぐへたる」の繰り返しから抜け出したい人にとって、下から支える多層構造は検討する価値のある選択肢です。

総厚やサイズごとの価格は変動があるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。5層それぞれの役割も、図解つきで掲載されています。

雲のやすらぎプレミアム マットレスII 公式サイトで、自分の体重を支える層の構造を確かめる

体重が重い人のマットレス選びでよくある質問

Q1. 何kgくらいから「体重が重い人向け」の選び方を意識すべきですか?

目安は80kg前後からです。一般的な目安では、80kgを超えると厚みは10cm以上、硬さは170N前後からが基準としてよく挙げられます。ただし同じ体重でも、身長や体格によって沈み方は変わります。

数値はあくまで入口として、「腰が落ちる感覚がないか」「寝返りが重くないか」という体感と合わせて判断してください。

Q2. 体重が重いなら、硬ければ硬いほどいいのでしょうか?

いいえ。硬すぎる寝面では肩やお尻の出っ張った部分が沈めず、そこに体重が集中して圧迫感につながりやすくなります。必要なのは「腰を支える硬さ」と「出っ張りを受け止める柔らかさ」の両方です。

1枚の硬さで選ぶより、上下で硬さの変わる多層構造かどうかを見るほうが失敗しにくくなります。

Q3. 夫婦で体重差が大きい場合は、どう選べばいいですか?

どちらかの体重に合わせた「一律の硬さ」だと、もう一方に合わないことが多くなります。沈む深さに応じて支えが変わる多層構造なら、体格差があっても1枚でカバーしやすい設計です。

寝返りの振動が気になる場合は、サイズに余裕を持たせることも合わせて検討してください。

Q4. へたりを遅らせる使い方はありますか?

定期的に前後・裏表をローテーションして、荷重のかかる位置を分散させるのが基本です。体重が重い人は腰の位置に荷重が集中しやすいので、月に1回程度の頻度で向きを変えるだけでも、へこみの進み方は変わってきます。

あわせて、湿気をためないことも素材を長持ちさせるうえで大切です。

まとめ|体の重さを、支えられている安心感に変える一枚を

体重が重い人のマットレス選びは、3つの軸で考えると迷いにくくなります。厚みは10cm以上に余裕を持たせて底つきとへたりに備える。硬さはNの目安を入口にしつつ、硬すぎに注意する。

そして1枚の硬さで迷ったら、「上は柔らかく、下は硬い」層で支える構造を見る。この順番です。

横になった瞬間に腰が落ちていく感覚も、腰の下の床の気配も、体重のせいだとあきらめる必要はありません。支え方の設計が合った一枚の上では、体の重さは沈み込む原因ではなく、しっかり受け止められている安心感に変わります。

朝、へこみの戻らないマットレスを見てため息をつく代わりに、当たり前に体を預けられる一枚から一日を始める。その入れ替えは、選び方さえ間違えなければ難しいことではありません。

雲のやすらぎプレミアム マットレスIIの各層の役割や寝心地の詳細は、徹底レビュー記事でさらに詳しく書いています。

雲のやすらぎプレミアム マットレスII 公式

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